名古屋学院大学、教育学習センターのウェブサイトに児島先生のインタビューが掲載されています。そこでは児島先生の授業、ゼミへの児島先生の思いが綴られています。
その中でも今回は、ゼミについての思いをご紹介しましょう。
協調性を育て、「人間」を鍛える
最近の名古屋学院大学は独自のICTシステムであるCSSを利用した講義が充実しています。児島ゼミ創設時の20世紀のから考えるとこれが同じ大学か?と思えてくるほどCSSメニューは多く、筆者も大学へ遊びに行った際にほんの少しではありますが体験させてもらったことがあります。
しかし、児島ゼミは今も昔も相対でのやりとりが重視されています。したがって、ゼミが始まる15:00から大学が閉館する20:00ごろまでみっちりとゼミが行われています。これは以前と少しも変わっていないことです。
ゼミでのモットーは、“やって見せ、言って聞かせてさせてみて、そして、しっかり誉める”で、やって見せ、言って聞かせることは進化が早いICTよりも対面に重視がいくことに納得できます。ひとりひとりをしっかりみようと思うと、この方法が最善です。
さらに、ゼミではみんなでやる、そして協力性が重視されています。ここでコミュニケーション、マネジメント、リーダーシップを醸成させます。ここでは児島先生は学生さんたちにとってのコーチに徹します。学生さんたちのリソースに、どうスイッチを入れるのかが児島先生の最大のミッションになるわけです。
ここでも紹介されるOB/OGの存在
記事ではOB/OGのことについても触れられています。
ゼミには先輩が来て指導もします。ダメ出しなんかもよくしてもらって。ゼミでの苦労も、よい思い出になってますよ。ベタな人間関係で、時間を掛けてやると、お互い信頼関係が生まれますよね。
筆者も今年の3月に大学に遊びに行った際に卒論の読み直しを行ってきました。普段会社で書く文章とはまた違ったテイストが論文には必要ですが、明確に読者に伝わることができる文章という点では場を変えても共通です。こちらも文章の練習になりますし、なにより自分の知らないテーマが取上げられているときは読み直し自体がとてもいい勉強になりました。
現在の児島ゼミにおいても、学生同士でのダメだし、文章への赤ペン入れなどは健在です。経済学部は名古屋キャンパスへ移転したため、働く私たちにも身近な存在になっています。
ふと思い立ったときに、大学に顔を出して久しぶりに児島ゼミに参加してみてはいかがですか?卒業してから数年〜10年近くの時を経たOB/OGが参加することで、さらにみんなでやる、協力性の意味を学生さんたちに理解しやすいものにできるような気がします。
- ICT、Internet Communication Technologyの略
- CCS、Campus Communication Systemの略。学生さんが大学にいなくても、自宅や移動中に携帯電話から講義の予習、講義内容の確認、復習、小テストといったものまで、講義をサポートする名古屋学院大学独自のシステム
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